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2023/09/11

先日たまたまお客様先の研修の時に、
工程内不具合が発生。
その対処風景を拝見する機会がありました。

オレは間違っていない！とばかりに、自分の正当性を強くいうAさん。
納期遅延など頭を抱える責任者。
あの時こうしていれば…自分がなにができるか？考えうなだれるCさん。

「対応するので、先に進めてください」

と言われたものの、

「いや、しっかりこの件から今日は考えましょう」
と、このミスについて向き合う時間に
そこから1時間使いました。
なぜならば、この事が起きた原因は1つではないし、
それがこの現場で起きている問題の根本的原因が隠れているから。

自分のやった事に目を向けず、他責ばかりになるAさん。
経験値があるし、自分が解決した方が早いと思っているのから、「もういい」とAさんが考える向き合う時間を奪ってしまっている責任者。
自分ばかりに目が向いてしまい、他者との関わらりの中でなにが起きているのか？考えられていないCさん。

そして、共通ルールがあったものの、誰一人としてそれが守られず、個々の思い込みで回していた事実に誰も気がついていなかったこと…等など。

1時間のうちに見えてくる数々の問題。

人１人で完結しているわけではなく、会社は組織でありチーム。
だから、こんな事と思っても芽がちいさいうちに摘み取らないと
大きな問題につながる。

ちなみに、私がなぜ本題ではなくこの問題を取り上げたか？と言うと
お付き合いが始まって3年目。
傾向的に不具合が増える時期でもないのに、不具合が過去最高になっているから。
何がうまく回っていないと感じたから。

早く早く前に！となっている時、
忙しい！忙しい！になっている時。
人は視野が狭くなりがち。
一旦立ち止まり、少し広く見てみること。

そんな時、自分が何ができるか？
じっくり家の中の一か所をとことん掃除しながら
考えるのが好きです。
誰にも邪魔されず、好きな音楽を聞きながら
汚れと向き合う。
きれいになると同時に、私はこう向き合ったらいいんだ！が見えてくる。

方法は人それぞれ。
自分の向き合い方が見つかるといいですよね。