2022/11/28
少しずつ少しずつ３Ｓを進めている企業がある。
少しずつ少しずつだから、中々変化に気づけなくなる。
毎週伺っていても、変化は感じる。
でも現場にいる人達は、
「ここあんま広くなってないな」
「なんか全然進んでいないんじゃない？」
とあまり感じていない。
一気に進めてしまう方法も確かにある。
改善はどんな状況であっても出るもので有、GOALってない。
一気に進めてしまわなかった理由の１つは、月１度１回の時間も決まっていたから。
それこそ初めは「社長も」が口癖で、社長がいなかった＝活動をやらなくてもいいとやらなかった人達。
そこを「自分達」を主語にして、自分達が必要と思ったところを進める事に。
「誰が使うの？社長？業者さん？」
って質問も何度もしたくらい。
ある程度進んできた時に出てきた発言は
「次どこやったらいいか分らん」
社長からも
「あんま変わって無いきがするんだよね」
そこで、いつもいる所だから気づかないんだ！と気づかせてもらったので、秘蔵の写真集を・・・
３Sを始める前の工場の中の写真、いらない物が散乱する棚の中等など。
「こんなだったっけ？」
「これ棚の中いる？」
「そういえばあの頃『全部使う！』って言ってたけど、結局使わないよな」
色んな感想が溢れ出てきた。
そこから今の状況みたら
「明るくなったな」
「照明変えてないのに、『照明変えた？』って言われる」
と変わった事を認める意見も。
「ずっといたらわからないけれど、確実に変わっているんですよ。
だからやってきた事は間違いじゃない。
ここから次、気になる所ってどこ？」
の質問から、やっと出てきた問題点。
近いと気づけない。
当たり前になって、気づけなくなるから。
時には、過去を振り返り、今を見つける時間。
やっぱり大切だなと。
質問をしつつ、意見が出るようになっただけでも進歩なんですけどね。
ホント『他責』の言葉しか出てこなかった企業さんなので。
でも変わる事に関わっていられる。
関わった事で変わってきたという事実は、嬉しい事。
今日も変化に関わる日。
新しい流れ、出来ますように。
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