2023/01/30
問題です。
1本のパイプがあったとします。(長さ5.5m)
そのパイプを50センチの長さに、10個切るときと1個だけ切るとき
どちらの単価が安くなるでしょう?
①1個
②10個
③同じ
さて、どれでしょうか?
答えは・・・・
②の10個が正解。
なぜならば、①の場合50センチで切ってしまって他に使えない場合もあるので
単価には残りの分の金額も上乗せされてしまうから。
他にも段取りは1個の時も10個の時も変らず、段取り時間が10個で考えた方が短くすむから。
段取り時間を20分としたとき。
取りにかかった時間は
1個の場合は、20分
10個の場合は、20分÷10=2分。
1個辺りで計算すると18分もの差になります。
だから1個の時よりも、10個の時の方が安くなる。
ちなみに、段取り時間は数が増えれば増える程短縮出来ますが
原材料費で考えると個数が増えても、歩留まりが悪い場合逆に単価が上がる場合もあるので
注意が必要です。
もちろんたまたま端材があって問題無く出来る場合もあるので、
それは依頼先に相談が必要になると思いますが。
ここに機械加工等の他の加工が入ると
余計に単価が変る事になります。
ですので、見積りのオススメの方法。
1個の場合、今回限りのものなのか?
ある程度今度も出るのか?確認してから見積りを依頼される事をオススメします。
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