2023/01/20
企業研修や、学生カウンセリングをしていて感じる事があります。
ふわっとした姿を伝えると、うまく伝わらない事が多い。
ふわっとした姿の場合、見える景色が人によって違う事が多いから。
だからこそ、しっかりした姿を明文化なり、景色として伝えなければいけないと。
例えば、『3Sを勧めたい』という工場があった場合。
3Sが進んだ姿とはどのような姿なのか?を伝えなければ、
「今のままでも充分進んでいるよね?」となる人も多いです。
指示した方は「これじゃいけない!まだまだだ!!」と言っても
指示された人達は「充分終わっているよ」となってしまう。
だからこそ、3Sが進んだ姿とは何か?
・全ての表示がしっかりされている
・置き場が決まり、探さなくてよくなった状態
など明確にする事。
もしくは、3Sが進んだ、こんな工場にしたいなを実際に実践している工場の様子を
見てもらう事も効果的です。
今お手伝いしている工場では、
「社長は3S3Sうるさく言うけど、もうやるとこないじゃんね」
という人が実際いました。
でも社長は、「まだまだ勧めなければいけない所はたくさんある!」と。
その差を埋める為に、
「社長が目指している姿を披露しませんか?」
とアドバイス。
実際にこんな感じの姿を見せたところ、
「まだまだやらなきゃいけないところあるね」
となり、自分達での課題探しが始まっています。
キレイな状態、整理されている状態は感じ方が人それぞれ。
だからこそ、明確に伝える必要がありますよね。
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